ツイッターのヘッダーには今も「白ブリーフ写真」
高裁側は現役裁判官によるこうした投稿を問題視していたようで、岡口裁判官自身が16年6月21日のツイッターで、高裁側から正式な口頭注意を受けたと明らかにし、
「今後は、このようなつぶやきは二度としないことを心に誓い、国民の皆様の期待に応えられるように職務に邁進(まいしん)したいと考えております」(すでに削除)
と謝罪した。
東京高裁も27日に「現職裁判官が裁判官の品位と裁判所に対する国民の信頼を傷つける行為をしたことは、誠に遺憾です」とのコメントを発表している。
行き過ぎた投稿で職場から怒られた岡口裁判官。しかし、ネット上では
「品位を損なうとも思わない」
「個人の自由では?」
「たいした迷惑かかってない」
と擁護の声が相次いでいる。中には、裁判官だから「判決」(半ケツ)を出そうとするのは当たり前、との斬新な解釈もある。
謝罪文のある岡口裁判官のツイッターのヘッダーには今も、白いブリーフ1枚をはいただけの自撮り写真が掲載されている。
【2016年6月29日 追記】
東京高裁は2016年6月29日になって、J-CASTニュースの取材に電話とファクスで回答を送ってきた。それによると、今回の岡口裁判官に対する「厳重注意」は、下級裁判所事務処理規則21条「高等裁判所長官、地方裁判所長及び家庭裁判所長は、所属の裁判所の監督に服する裁判所職員に対し、事務の取扱及び行状について注意を与えることができる」に基づいた、という。さらに、厳重注意の具体的な理由として岡口裁判官による3つのツイート(14年、15年、16年にそれぞれ投稿)を明示。その内容は「俺が実験台になって縛ってもらいました」「自分の裸写真とかどんどんアップしますね」などのほか、性器や性的な表現を多数含む文章だった。