「話半分で聞く習慣が出来てしまった」
指原さんのインタビューを熱心に見聞きしていたファンの中には、本人から「全部ウソ」と言われれば、少なからずショックを受ける人もいそうなものだ。しかし、ネット上にそうした声はほとんど見られない。指原さんの発言に対して、
「こっちも話半分で聞く習慣が出来てしまった」
「大丈夫、これ込みで楽しんでるので」
「芸能人に限れば嘘つかない奴は面白くない」
と、すでに良くも悪くも、インタビューの内容を本気にしていない人が多いようだ。中には
「タレントはあくまで夢を売るのが仕事だからね」
「嘘はつきますよという言葉を正直に言うのは偉いよ」
などと、評価する声すらあった。
そもそも、この番組での「話」自体もどこまで本当か分からない。たとえば「人生の汚点」としていた出来事の評価だ。
「週刊文春」が指原さんの男性スキャンダルを報じたのは2012年のこと。それまで「男の人が苦手」「付き合えない」「『好き』と言われても、絶対ウソだと思ってしまう」等の主張を繰り返していただけに、当時のファンの衝撃は相当なものだった。
しかし、この事件でAKB48からHKT48に「左遷」された後の選抜総選挙では、逆風を乗り越えての初の栄冠を手にした。これには本人も文春への感謝を口にしていたほどで、今回の総選挙でも、自身を「スキャンダル成金」と表現していた。
指原さんの「発言」は、ますますしたたかさを増している。