米国防総省のデービス報道部長は2016年6月27日(米東部時間)、北朝鮮が6月22日に2発発射した長距離ミサイル「ムスダン」のうち、2発目が宇宙空間から大気圏に再突入したとする見方を示した。共同通信や韓国の聯合ニュースが伝えた。
デービス氏は、ムスダンが北朝鮮から約400キロ離れた日本海に落下したとした上で、この落下地点が北朝鮮の狙い通りなら発射が「成功したと言える」と評価。発射そのものが成功だったかについては言及しなかったという。仮に北朝鮮が発射に加えて再突入の技術も向上させていたとすれば、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発が前進する可能性がある。