他人事じゃない英国民投票 若者の「民意」をつぶした人たち

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Google検索殺到、「離脱」の意味理解できず?

   今回の国民投票に関連する興味深い話がある。米グーグルが24日に明らかにしたところによると、離脱派の勝利が決まった後、英国内で最も検索回数の多かったEU関連の質問は「EU離脱は何を意味する?」であり、2位は「EUって何?」だった、というのだ。ちなみに3位は「EU加盟国はどこ?」。

   この話は「英国民の多くがその意味を理解しないまま、ネット検索に答えを求めた」「何も何に投票したのか本当は分かっていなかったようだ」という、やや皮肉な見解とともに注目を集めている。

   だが一方で、ネット世代が若者中心と仮定するならば、若者たちは改めて調べないと分からないほどに「EU」という共同体下の生活に慣れ親しんでいた...という見方もできる。

   EU離脱の決定は、若者世代や将来世代の今後に大きく影響するものだ。ネット上では、将来のある若年層の未来が余命少ない高齢層に決められてしまったとして、不満が爆発している。

   結局は、若年層の投票率が高齢者をしのぐほどではなかった――との分析もなされているが、「世代間の分断」が浮き彫りになったことは確かだ。国民投票のやり直しを求める署名は350万人を超えた。

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