「写ルンです」で撮影しネットに投稿 若者はなぜ、わざわざそんなコトを?

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30周年記念「限定」キットも完売状態

   さらに、レコードやラジカセなどが再評価される最近のアナログ回帰の風潮も追い風となり、「写ルンです」を知らなかった若い世代が、デジカメにないフィルム特有の淡く柔らかい風合いに注目。現像と同時にデジタルデータ化してもらい、それをインスタグラムなどSNSで共有するようになった。

   ピンぼけしたり、写真に自分の指が写り込んだりといった失敗もあるが、「それも含めてアナログの味」と楽しんでいるそうだ。人気モデルらが使っていることがSNSなどで知られるところとなったことも後押しし、今では「おしゃれでかっこいい」などと、一部でファッションアイテム化しつつあるという。

   忘れられかけた存在から復活してきた「写ルンです」。今春には30周年を記念して限定発売されたアニバーサリーキットも既に完売状態。この人気がどこまで盛り上がり、また持続するか、注目される。

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