博物館館長「施設を冒涜するもので、憤っている」
ただ、過激とも見られる画像が増えたこともあってか、投稿者は、画像を削除されるようになったとも明かしている。
府中市郷土の森博物館では、J-CASTニュースの取材に対し、投稿された画像のいくつかが旧府中尋常高等小学校の校舎内で撮影されたと認識しているとし、投稿者には撮影の許可を出していないことを明らかにした。
校舎内で写真を撮るのは問題ないとしながらも、ヌードなどについては、「公序良俗に反する」として許可していないという。
アートやグラビアのために撮影することについても、公共の社会教育施設であり、目的外の利用は制限しているとして、申請があっても断っているとした。
ヌード画像の投稿については、情報サイトが取り上げたため、6月23日から「こういうのを許可してるんですか?」といった問い合わせが相次いだ。博物館としては困っているとしたが、警察に通報するかどうかについては明言しなかった。監視カメラが設置されていなかったため無断撮影に気付かず、投稿者についても把握できていないとしている。これまでには、こうした撮影については聞いたことがないという。
郷土の森博物館の館長は、「歴史遺産を後世に残すための施設であり、このような行為は施設を冒涜するものです。今回、初めて事実を知って、非常に憤っています。2度とこうしたことが起こらないように対処していきたい」と話している。