日本語と英語が混ざった独特の「ルー語」で知られるタレントのルー大柴さんと、20世紀美術を代表する画家のサルバドール・ダリが、「ソックリすぎる」とネット上で大きな話題を呼んでいる。
きっかけとなったのは、2016年7月1日から京都市美術館で開催される「ダリ展」の告知ポスター。ダリ本人のポートレイト写真と、「ダリに扮した」ルーさんの写真が並んでおり、ツイッターなどでは「どっちがルーだよ!?」「ダリの生まれ変わりですか」と驚く声が相次いでいる。
「両方ダリかと思った」
「なんとなく似ているということでキャスティングされました」――。ルーさんは6月23日、こう起用の理由を明かすとともに「ダリ展」のポスター画像をツイッターに投稿した。
ダリのトレードマークといえる口髭を蓄え、目を大きく見開いたルーさんの姿は「本人に瓜二つ」。太い眉や特徴的な涙袋、高く通った鼻筋などのパーツがよく似ているため、一見しただけでは「どっちがルーでどっちがダリか」見分けるのが難しいほど。
ルーさんの投稿は24日昼までに1万5000回以上リツイートされるなど、ネット上で爆発的に「拡散」された。ツイッターやネット掲示板などには、あまりの「激似ぶり」に驚いたユーザーから、
「ダリの生まれ変わりですか?」
「あまりに似すぎてて最初内容が全然入って来なかった」
「あー!ずっとダリ誰かに似てると思ってたんだけどルー大柴さんか!なるほど!」
といった声が殺到している。また、「両方ダリかと思ったら下がルーさんなのか」「どっちもダリですよね?」などと、両者の「見分けがつかない」と報告するユーザーも目立った。
そのほか、「ミーはダリのリボーンだから!」「寝耳にウォーターです」など、「ルー語」を交えてコメントするユーザーも目立った。
「2人の写真を並べたら面白いと思いまして」
展覧会を主催する読売新聞社の担当者は、6月24日のJ-CASTニュースの取材に対し、ルーさんをポスターに起用した理由について、
「ダリと顔がなんとなく似ているため、起用いたしました」
と代理店を通じて回答した。ポスターは大阪や京都などの交通機関に掲出するほか、同じデザインのポストカードの配布も実施するという。
また、ルーさんの担当マネージャーは取材に対し、
「私が窓口となってポスター出演の依頼を受けました。その際、企画の趣旨については『ルーさんはダリに顔が似ているので、2人の写真を並べたら面白いと思いまして・・・』といった説明を担当者から受けました」
と話す。
担当マネージャーによれば、今回のポスターに出演する前から、ルーさんは「ダリに似ている」と他人から言われることがあったという。実際、撮影中のルーさんはテンションが高い様子で、写真の出来栄えに「面白いね。ファニーだよ」などと呟く場面もあったそうだ。