メディアは萎縮したのか 参院選「第1声」紙面を総比較

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東京新聞は1面に党首の写真載せない

   異色なのが東京新聞で、13年、16年ともに1面には党首の写真を載せず、

「あすを選ぶ岐路」(13年)
「明日を選ぶ一票」(16年)

という見出しを立てて、原発や憲法といった争点を解説。両年とも、主要8~9党の党首の写真は3面に同じサイズで掲載した。

   首都圏で夕刊を発行していない産経新聞は、公示翌日の朝刊で「第1声」を伝えた。13年は1面に安倍首相の単独インタビューを載せたが、16年の紙面では、18歳選挙権で新たに選挙権を得た専門学校生が演説を聴く写真が最も目立つ位置に掲載された。

   テレビでは各党の扱いに大きな差が出た。6月22日夜にNHKの「ニュース7」で行われた各党党首のリレーインタビューでは、安倍首相は22分話したが、民進党の岡田氏が話したのは12分にとどまった。公明党の山口那津男代表は8分、共産党の志位和夫委員長は7分、おおさか維新の会の松井一郎代表は6分話した。社民党の吉田忠智党首と生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表、日本のこころを大切にする党の中山恭子代表には、ほぼ横並びの4分が割り当てられた。最後に登場した新党改革の荒井広幸代表は約1分45秒話した。

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