警察に語った「厭世的になり、殺人が一番いい」
北海道警釧路方面本部にJ-CASTニュースが取材すると、松橋伸幸容疑者は、統合失調症と診断され、事件前まで通院しており、このことに悩んでいたと供述していると明かした。それで厭世的になってしまい、殺人が一番いいと考えるようになったと取り調べに語っているという。
「死刑になりたい」といった動機は、過去の無差別事件でも供述されている。2008年に起きた秋葉原通り魔事件の加藤智大死刑囚、その前に起きた土浦連続殺傷事件の犯人(死刑執行済み)も、同じような動機を口にしており、いずれも松橋容疑者同世代だ。
松橋容疑者は、これらの事件に何か感化されたかについて、道警では、捜査中であり何とも言えないとしている。
勤め先の新聞販売店の店長も、「趣味の釣りのことはよく話していましたが、悩みは一度も聞いたことがないです」とJ-CASTニュースの取材に対して話した。また、松橋容疑者の持病については、聞いていなかったという。
松橋容疑者の犯行は計画的であったことも分かってきている。犯行の2時間前に釧路市内のホームセンターで包丁を買い、イオンモールでは中央通路をUターンして襲う相手を見定めていたらしい。
ネット上では、「動機も意識もはっきりして殺意もあるじゃん」「自らより弱い者のみを狙うやり口は本当に腹立たしい」「何だろうが結果には責任を課すべき」といった意見の書き込みが相次いでいる。