「質屋も6000万とか、よく引き受けたな・・・」
この事件に、インターネットには、
「15キロって、相当重いよな・・・ こんなん抱えて怪しまれないほうが不思議」
「バレないとでも思ったのかな。もはやまともな判断能力も失ってたんだろうな」
「金塊を展示会に使うとか、よく考えたな。金塊を担保に金を借りて、数か月後に大金が入ったら元に戻す。スゴい技だわwww」
「造幣局で54歳なら、もう少しで定年で退職金で補てんできたろ。おそらくは懲戒免職。バカだねぇ・・・」
といった声に混じって、
「FXの強制退場を乗り切ったらすぐ返すつもりだったのかな・・・」
といった、動機になった「FX」に反応する声や、
「質屋が通報しないのって、おかしくないか? 転売した時点で発覚するんじゃね」
「質屋はこの金塊に幾ら出しんだろ。すっごく、気になる・・・」
「質屋も6000万とか、よく引き受けたな。どうせ使っちゃったんだろうけど、カネは戻ってくるのかな...」
と、質屋への興味も尽きないようだ。
「持ち出せるような管理に驚くわ。日本、大丈夫かよ」
と、造幣局の管理を問題視する向きもある。
そもそも、他人にわからないように金塊を売買するのは、そんなに簡単ではない。個人が金塊を売れば、「譲渡所得」として税金がかかるし、それが一定金額以上の売買となれば、取り扱った貴金属店なども申請が必要になる。
また、金塊には「刻印」があるものとないものがあり、造幣局によると、刻印には重さや製造年度と番号などが記載されていて、刻印のない金塊は不正に取引された「ウラ市場」のもので、流通している金塊は「国際的なルールに則ったもの」という。
造幣局は「金塊には『造幣局』の刻印が必ずあります。もし、これ(盗まれた金塊)が貴金属店に持ち込まれていたとしたら、貴金属店のほうが怪しんで警察に通報していたと思います」と説明。それもあって、男が質店に持ち込んだと推測される。
埼玉県警は、男が質店に金塊の入手経路をどう説明したのか、またいくら受け取ったのかなどの詳細は、「現在、捜査中なのでお話しできません」としている。金塊が造幣局のもとに戻るのも、しばらく時間がかかりそうだ。