覚せい剤取締法違反罪で有罪判決を受けた酒井法子さん(45)が、芸能活動を本格化させている。2016年7月1日には公式ファンサイトをオープンしファンクラブが7年ぶりに再結成されるほか、9月22日には単独コンサートが16年ぶりに行われる。1200人動員予定、と報じられている。
この他にも写真集やDVDなどの発売が目白押し。デビュー30周年の今年、一気に打って出る構えのようだ。しかし、ネット上の反応は厳しいようだ。掲示板には「あれ?介護の仕事するんじゃなかったの?」といった疑問が蒸し返されることになった。
デビュー30周年で写真集やイメージDVDなども発売へ
酒井さんは09年8月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕され、10月の初公判では自身のことを「無職です」と返答し、「介護の仕事を前向きに勉強したい」と語り芸能界引退を示唆、とも受け止められた。11月に出た懲役1年6か月、執行猶予3年の判決もこうした決意が伝わったためと見られている。その言葉通り、10年1月には当時の創造学園大(群馬県高崎市)に特待生として入学。ソーシャルワーク学科の遠隔授業を受ける学生となった。執行猶予が開けた12年11月24日に都内で芸能界に復帰するとの記者会見を開き、自身の職業を「女優」と答えた。復帰する理由を、
「生きていくことに、ただただ一生懸命でした」
とし、シングルマザーとして生活を支えるためにはここしかなかった、という意味を滲ませた。実はこの時、在籍していた創造学園大を運営する学校法人「堀越学園」が不祥事や債務超過などから文部科学省に年度末までの解散命令発令が言い渡されていた。介護の勉強はどうするのかと記者に質問されると、まだ続けるかどうか決めていないが「学んだことは形にしていきたい」とだけ答えていた。
その後、酒井さんは介護の勉強を続けたのか、介護士の資格を身に付けたのか――マスコミで伝えられる酒井さんの活動は、舞台やディナーショーといったものが活動の中心となり、パチンコ営業をした、というのも話題になった。そしてデビュー30周年に当たる今(2016)年、中国ではいまだに人気が高いことから6月17日に中国側関係者提案によって中国に公式ファンサイトを開設し、日本では7月1日にファンクラブが7年ぶりに再結成される。ここで先行販売されるのが16年ぶりという単独コンサートチケット。9月22日に東京都江東区の「ディファ有明」で行われ、1200人動員予定なのだという。
また、1990年代に台湾、香港で開催したコンサートのDVDマガジンを2016年8月8日に発売するほか、写真集、イメージDVDなどを同封した30周年記念BOXは限定2000部で11月1日に発売する。まさにここで一気に打って出るという印象だが、このニュースへのネット上の反応は非常に厳しい。