原子力規制委員会は2016年6月20日に定例会合を開き、福井県にある関西電力の高浜原子力発電所1号機と2号機について、20年間の運転延長を認可すると決めた。高浜原発は運転開始から40年以上経っているが、これにより1号機は34年11月、2号機は35年11月まで運転できる。11年の東京電力福島第一原発事故後に原発の運転期間を原則40年と定めてから初めての延長認可となる。
規制委は、関西電力が進めてきた設備や機器などの老朽化対策、安全対策を新規制基準に適合していると認めた。関電は設備補強工事の後、19年秋以降の再稼働を目指す。