ツイッターで「党首討論、よかったです」
古市氏がこうした発言をするのは、今回が初めてではない。
14年9月に第2次安倍内閣の閣僚に女性議員が5人抜擢された時、朝の番組「とくダネ!」(フジテレビ系)に出演して「何か女性議員の方って、誰とは言いませんけど、妖怪みたいな雰囲気の人が多いなって...」と発言した。16年1月放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)でも、タレントのウエンツ瑛士さんに「ハーフってなんで劣化するのが早いんでしょうね」と言ったのは記憶に新しい。
今回の小沢氏への質問に対しても、ネット上には、古市氏を批判する声が多く寄せられた。
フランス文学研究者の堀茂樹氏は「こんな子供を社会学者扱いするからいけないのです。この『氏』にとって『面白い』のは、普通の大人にとっては下らないわけでね」と一刀両断。文化人類学者の山口智美氏は「古市氏、これは最悪。ってこれに限ったことではないけれども」と呆れていた。
その古市氏は「党首討論」で1度だけ、安倍首相に直接、質問していた。その質問がこれだ。
「18歳選挙権が始まりますが、海洋高校、水産高校の若者たちが船の上にいて、投票できないという問題が起こっています。大人の船員はファックスで投票できるけども、18歳の高校生はそれを想定していなかったということで。投票できない子どもたちがいるっていう報道がNHKであって。これって憲法違反状態に近いじゃないかなと思ってしまったんですけども」
これに対し、安倍首相は「私はその事実を知らなかったんですが。すぐにですね、対応していけるなら対応したいと思います」と答えた。
古市氏は、安倍首相から回答を引き出したことについて、翌20日0時過ぎになって、ツイッターで
「党首討論、色々ありましたが、とりあえず18歳にもかかわらず洋上にいて投票ができない高校生がいることを党首たちに伝えられたのはよかったです。これ、本当にどうにも何ないのかな。洋上投票自体は仕組みとしてあるんだから、どうにかしなきゃダメだよね?」
と満足した様子だった。