「こんなんネタになるの?ていうことなんですよ」
週刊新潮の最新号(2016年6月23日号)で報じられた土地転売に関する記事をめぐり、お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(52)が19日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で発言した。土地を売ったのは認めたが、「8億円で買って16億円で売った」という金額の記述は間違っていると語った。
「赤字になる前にぎりぎり黒字」
新潮記事によると、松本さんは2010年にJR新橋駅から徒歩3分のコインパーキング「Times」を約8億円で買い、今(16)年3月に約16億円で売却。税金を払っても「約6億円の儲け」という。5年以内に売ったら利益の39%を税金として取られるが、5年以上経てば20%で済むため、「知識と、資金的な余裕がなければ絶対にできない取引です」との地元の不動産店コメントを紹介した。「プロをも唸らせる取引」と書かれた松本さんは、番組冒頭でこの報道に触れ、
「金額、全部ウソやからね!このまま持ってたら損するから売っただけなんですよ!」
「赤字になる前にぎりぎり黒字で売ったっていう」
ゲストの社会学者・古市憲寿さんに「どれくらい黒字だったんですか?」と聞かれると、
「それは個人情報やろ!!」
と突っ込んだ。
松本さんによると、知り合いに「このあたりで売らないと赤字になりますよ」と言われ、偶然その時期に売っただけだという。記事には不動産取引に詳しい「指南役」として元タレントの島田紳助さんの名前も挙がっていたが、「知り合いは紳助さんじゃないからね」と否定して笑いを誘っていた。
ツイッターでも苦言
記事では、松本さんは週刊新潮に直撃取材されている。なんばグランド花月でお笑いライブを終え、大阪市西区の雑居ビルへ移動して車から降りた時だった。
「暗いところから降りてきて、どうしても険しい顔になっちゃうじゃないですか。で、そういう写真をやっぱり使われるでしょ。穏やかに、にこやかにしゃべってる写真もあるのに一切使わないじゃないですか」
と、取材当時のことを振り返る。
松本さんは6月13日にもツイッターで、「週刊新潮の記者が来てフラッシュをバンバン焚かれ、いくらで売れたんですか!ひつこく(編注:原文ママ)聞かれた。そんな個人情報を?記事にするの?どうした?新潮」と疑問を呈していた。
この日の放送でも、
「新潮さんも部数を上げたいから面白いこと企画してって言ってきてくれたら、巻頭グラビアもやるし。サイパンで水着やりますよ!ブラ取りますよ!」
と、冗談を交えて新潮報道を皮肉っていた。