作家の百田尚樹さん(60)が「東京都知事に立候補しようかと真剣に考えている」とツイートし、話題を集めている。ただ、過去には、政治家になりたい作家を「イカサマ野郎」と罵倒していたこともあった。
舛添要一都知事が辞職してから、都知事選(2016年7月14日告示、31日投開票)には、様々な著名人のうわさが立っている。「東京の顔」には、石原慎太郎氏、猪瀬直樹氏と人気作家の出身者らが続いていることもあり、注目が集まることは間違いない。
「給与カット」知事は全額、議員も半分と
そんな中で、百田尚樹さんは6月18日朝、突然、都知事選への出馬をほのめかすような発言をツイッター上で行い、「取り敢えず住民票を移して、生まれて初めて東京都民になるか」とつぶやいた。
ネット上では、驚きの声も上がったが、その15分ほど後には、「でも、都知事選なんかに立候補したら嫁さんに怒られるから、こっそり出ないとあかんなあ」と漏らす。つまり、まだ妻にも「立候補」を相談していないということを告白したわけだ。
さらに、「いいこと考えた。選挙期間中、嫁さんに海外旅行に行ってもらおう!」と、もうツイートした以上は意味がないこともつぶやく。「夫が落選してるのを知ったら」と、知事選に落ちるのが前提のようなことも書いていた。
その直後には、スポーツ報知が「百田尚樹氏、都知事選出馬へ『真剣に考えている』」とネット配信記事でツイートの内容を報じた。
百田さんも、「ツィートして30分も経たないうちに、ヤフーニュースに出るとは!」と驚いてみせた。
とはいえ、百田尚樹さんは、「僕が東京都知事になったら」として、次のような政策を矢継ぎ早に打ち出した。
「取り敢えず、例の韓国人のための学校用地貸与の契約をなしにする。次に都議会議員の給料を半分にする」「もちろん都知事の給料は全額カット」
特に、議員の給料は高過ぎるとして、「地方議員の仕事は年に4回ある議会だが、これは全国的平均で一年間に約84日。まさにパートタイマーの仕事。大きな県や都市の議員だと、政務活動費を入れると、2000万円くらい取っている。ええ加減にせいよ!」と怒りをぶつけた。