2016年6月17日、国際陸上競技連盟はウィーンで臨時理事会を開き、組織的なドーピングにより資格停止中のロシア陸上連盟に対する処分を継続することを決めた。これにより、ロシアの陸上選手はリオオリンピックを含む国際競技会への出場は原則としてできなくなった。
ロシア国外に拠点の選手は個人として参加も
国際陸連によると、様々な改善は見られたものの、ロシアのドーピング文化は根強く、それを改善する組織も不十分なままであり、資格回復の条件を満たしていないとして、全会一致で処分解除を見送った。
しかし、ロシア国外に拠点を置き、厳格な検査の下でドーピングに関与していないと証明されたロシア人選手に関しては、ロシア代表としてではなく、中立的な個人として大会に参加を受け入れる方針だ。