秋田県内で駆除されたツキノワグマの体内から人肉らしきものが発見された事件で、菅義偉官房長官は2016年6月17日午後の定例会見で、「非常にショックを受けている」と述べた。フリージャーナリストの安積明子さんの質問に答えた。
菅官房長官は秋田県出身で、
「この時期になると、農家の人がよくタケノコを取りに行くもんですから、こうした事案があってから県警・消防等で注意を喚起しているという報告を受けている」
などと話した。
5月下旬以降、秋田県鹿角市の山林でタケノコ採りをしていた4人が相次いで死亡し、いずれもクマに襲われたことが原因だとみられている。6月10日になって現場近くで体長約1.3メートルのツキノワグマ1頭が駆除され、6月13日に体内を調べたところ、人の体の一部らしきものが発見された。