FX投資家を待ち受ける恐怖の週明け 業者から続々と「英ポンド暴落」の警告

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取引を制限するFX業者も・・・

   FX業者大手の外為どっとコムも、ポンドなどの急激な相場変動に注意するとともに、リスク管理を強化するよう、個人投資家に促した。あわせて、店頭FXの「外貨ネクストネオ」の取扱通貨ペアのうち、ポンド/円とポンド/米ドルの通貨ペアのポジション制限を、英国の国民投票を挟んだ6月18~25日まで、一時的に変更する措置をとる。

   通貨ペアの建て玉の上限を、ポンド/円、ポンド/米ドルのいずれの場合も5000万通貨から500万通貨に引き下げる。

   GMOクリック証券もポンド関連の通貨ペアについて、6月11~7月2日まで、一時的に建て玉の上限を引き下げた(相場状況を考慮して終了日時が早まる可能性がある)ほか、店頭FXの「FXネオ取引」でも建て玉の上限を引き下げた。

   いずれも、取引を制限することで損失リスクを抑える。外為どっとコムによると、注意喚起するFX業者は多いが、「(建て玉の)上限の引き下げに踏み込んでいるFX業者は少ないほう」と話している。

   東京金融取引所によると、「くりっく365」のポンド/円取引は、2016年5月31日のポンドの買い建てで30万5682枚(1枚につき、1万通貨)まで積み上げた。6月1日には32万3467枚に増えたものの、16日には27万5209枚まで大きく減った。同取引所は、「半月で4万8258枚もの減少は、個人投資家などがリスク管理の動きを強めているものとみています。手じまいする傾向もみられ、FX業者による注意喚起が効いているようです」と話す。

   また、外為どっとコムも、「ポンドの値動きが活発なこともあり、6月13日の週は取引量が増えています」というが、「23日を前に、20日の週は(取引量が)抑えられるのでないでしょうか」とみている。

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