「早稲田と慶應、どっちの『100円朝食』が好み?」――。ここ最近、全国各地の大学で導入の動きが広まっている「お得な朝食サービス」をめぐり、インターネット上で意外な「早慶戦」が勃発している。
ツイッターやネット掲示板には、「慶應さんは豪華」「個人的には早稲田が一番」といった意見が飛び交う。本物の早慶戦さながら、両大の学生が「学食」について熱い火花を散らしているのだ。
早稲田は「煮魚にひじきの煮付け」
早稲田と慶應の「100円朝食」が大きな注目を集めることになったのは、ある早大生が2016年6月16日にツイッターへ投稿した、2枚の画像が発端だ。両大学が期間限定で提供している100円の朝定食の写真を並べたもので、投稿した早大生は、慶應の学食が「うらやましい」とも漏らしている。
投稿された2枚の画像を見比べると、確かに慶應の方が「豪華」なように見える。早稲田の定食は、煮魚とひじきの煮付けがメインで、これに白飯と味噌汁が付くといったシンプルな構成。一方、慶應の定食は、肉じゃが・コロッケという2つの主菜に、「ご飯のおとも」として生卵と海苔を用意。加えて、デザートとしてフルーツポンチまで付いてくる。
早慶の学食を並べたこの投稿は、17日12時時点で2500回以上リツイート(拡散)されるなど、大学生を中心に大きな話題を集めた。ツイッターやネット掲示板には、
「さすが慶應さんは豪華ですね...」
「慶應100円朝食>>>>>>早稲田100円朝食」
「個人的には早稲田が一番かな。慶應はゴチャゴチャある割に栄養バランス今一っぽい」
などと様々な反応が相次いで上がっている。
他大学の100円朝食も続々アップ
さらにネット上では、今回の投稿をきっかけに、「青山学院おいときますね」「ウチの大学はパン」などと、自分が通っている大学の「100円朝食」の画像を投稿するユーザーも出ていた。少なくとも10以上の大学のメニューが投稿されており、ちょっとした「大学『100円朝食』名鑑」といった様相になっている。
なお、全国各地の学食を年間で100回以上訪問しているという早大サークル『学食研究会』が15年8月、地域情報サイト「Jタウンネット」上で発表したランキングによれば、早慶の学食はともに「ランク外」。1位は東洋大学白山キャンパスの学食で、東京六大学でトップテン入りしたのは東大と明治大、立教大の3校だった。