2016年6月16日14時21分ごろ、北海道函館市で震度6弱の強い揺れを観測する地震が起きた。気象庁の観測によると、震源地は北海道南西部にある内浦湾で、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定される。
地震発生から1時間以上が経過した15時30分時点では、目立った被害は確認されていない模様。ネット上には、「申し訳ないぐらい被害がない」「ライフライン問題ない 電話も繋がる」などと無事を報告する投稿が相次いでいる。
新幹線も通常通り運行
NHKの報道によると、14時45分時点で確認されたけが人は1人。また、この地震で、現在運転を停止している泊原発(北海道泊村)と東通原発(青森県東通村)に異常はないという。
交通機関はおおむね通常通り運行。JR北海道新幹線は通常通り運行、在来線は一部列車で遅れが出ている。函館市内の路面電車も一時運転を見合わせていたが、14時40分頃に運転を再開。函館空港も平常通り運行している。電気・水道・ガスといったライフラインへの影響も、今のところなさそうだ。
ツイッターやネット掲示板には、函館在住とみられるユーザーから、
「心配してもらって申し訳ないぐらい被害がない」
「震度6弱でも普通に立って作業してたし、今住んでるとこ木造で風強いと揺れるから強風と勘違いしたくらいだった」
「横じゃなくて縦だったから物が落ちる様子もなくて、震度6の割には全然被害ない」
と「無事」を報告する声が出ている。また、「震度6弱でも平常運転の北海道すごい」「被害ほぼゼロってすごいなぁ」と驚くような声も出ている。
ただ、
「本震が後から来る熊本の前例もあるから、北海道や青森周辺の方はどうか気を付けて」「熊本の件があるから、函館の震度6弱もまだ本震じゃないかもしれない。引き続き警戒ですね...」
と熊本地震の例を引き合いに「楽観視すべきではない」と注意を促す投稿も数多くみられる。