舛添「集中審議」は時間の無駄? 質問も答弁も「金太郎飴」

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「続投」言い続ける強心臓に呆れる声も

   松葉氏の質問は、やや具体的で、舛添氏が購入した美術品を引き継いだ政治団体の収支報告書に金額の記載がないとして、政治資金規正法違反に相当すると指摘した。美術品が転売されていないか、次の集中審議がある6月20日までに現物を見せてほしいと舛添氏に迫り、舛添氏から「そういう方向で精査したい」との言質を取った。最後には、舛添氏に対し、「辞職すべきです」と迫ったが、政治資金などの疑惑にも突っ込んでも、舛添氏からは「きちんと調べて、改めて答えたい」とかわされていた。

   その後、共産党、民進党など野党委員が質問に立ったが、舛添氏はこれまでの答弁を繰り返すにとどまり、疑惑の解明には程遠かった。

   ツイッター上では、「#集中審議」のハッシュタグに意見が集まり、与党、特に自民党の質問ぶりに批判が集中した。「馴れ合い答弁」「時間がもったいないぞ」「早く切り上げて他の人に代わって」などと厳しい声が相次いで書き込まれた。また、各党の質問や舛添氏の答えが同じ内容で繰り返されることには「金太郎飴」との批判も上がった。

   一方で、辞任を求める声が相次ぐ審議の中で、続投の意志を表明し続ける舛添氏に対しては、その強心臓ぶりに呆れる声も出ていた。

   自民党などの質問ぶりには、日テレ系「ミヤネ屋」司会の宮根誠司さんが、審議中の13日の放送で、鈴木隆道氏の質問に対し、「甘噛みに近い」と指摘。「舛添さんからの回答に『はい分かりました』と答えて、次の質問を読んじゃってる」「55分? 巻いちゃダメでしょう」と厳しいコメントを口にしていた。

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