「夫のため」を思い暴言と暴力の嵐 増え続ける「妻のDV」が怖すぎる

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

夫は、外にいる時の優しい妻が本当の姿だと思い込む

   再現映像を見たスタジオは、全員あ然とした。

設楽「(妻は)週末は優しいんでしょ」
神田うの「奥さん、精神的に病んでるんじゃないですか」
大吉「理由が分からない」

   確かに、なぜ妻はこのような行為に及ぶのだろうか。それは「100%理想の夫になってほしいという思い」からくると森元弁護士はいう。DVに走る妻は夫に対する理想が高いケースが多い。暴力をふるうのも、妻の中では夫を理想に近づけるために「直してあげる」「よりよくしてあげる」ためであって、嫌いだからではない。だから加害者意識はなく、「よかれ」と思って夫に「指摘」してあげている、それでも夫ができないから行動がエスカレートしていくのだ。

   一方、夫は「週末の優しい妻こそ本当の姿」で、時間が経てば「元に戻ってくれるはず」と考えている。だからDVにあっても耐え続けるのだ。週末、外出している際は優しく振る舞う妻。こうした女性は「外目を気にする」タイプで、結婚前の交際中も同様だった可能性が高い。ずっと優しかった妻が、平日家にいる時に限って暴力的になる、これは一時的なはずだと夫は思い込んでしまう。逆に妻は、夫がいつまでも黙っているのでますます増長する悪循環に陥る。

   いつの間にか「DV妻」に変わっていく恐怖。森元弁護士は、ひとつの目安として言葉の変化を挙げた。例えば夫が夕飯を食べるのが遅いとき。妻がかける言葉が「片付かないから早く食べて」はセーフ。だが、「いつまで食べてるのよ」は危険ゾーン、さらに「遅いんだよグズ」となったら完全アウトだ。夫に対する不満が、いつしかDVに傾きかけているサインになるだろう。

1 2
姉妹サイト