2016年3月まで「報道ステーション」(テレビ朝日系)のキャスターを務めていた古舘伊知郎さん(61)が、6月10日の「ぴったんこカン・カン」(TBS系)で、久々にバラエティー番組へ復帰した。
堅苦しいアンカーマンのイメージから一転、12年ぶりとなる「しゃべりの達人」としての出演で、楽しそうにトークを披露。視聴者は「報ステ時代がもったいなかった」といった印象を受けているようだ。
バラエティー「やりたい気持ちあったけど...」
「ぴったんこ〜」は、TBSの安住紳一郎アナウンサー(42)が司会を務める番組。10日の放送では、ゲストの古舘さんが生まれ育った東京都北区や、出身校の立教大学、局アナ時代からゆかりのあるテレビ朝日と六本木周辺をめぐった。
古舘さんは2004年春の「報ステ」開始とともに、各局のレギュラー番組を降板し、キャスター業に専念していた。つまり、これが12年ぶりの他局バラエティーとなる。
番組冒頭で古舘さんは、「一切こういう事(バラエティー出演)はやらせてもらえなかったから。まあ、やりたいっていう気持ちも若干あったんですけれど」とコメント。安住さんは「古舘さんの笑顔を12年見ていない」と返した。
ふたりが立教大学の放送研究会を訪れる場面では、アナウンサー志望の学生に向けて、トークショーさながらの掛け合いを披露。古舘さんの影響を受けていた安住さんが、先輩のイキイキとした姿に感極まって、涙を流すこともあった。