「ワンマン経営は変わらない」と見る向きが多い
もちろん、高齢の修会長が「企業規模からして私1人で(経営を)見ることは不可能」と説明するように、ワンマンから集団指導に進むのは、長い目で見れば不可避。自動車業界では「修氏が代表権を持つ会長を続けるならワンマン経営は変わらない」と見る向きが多く、「けじめ論」にも概して冷ややかな一方、株式市場はむしろ「修会長のリーダーシップが維持されることで経営が安定することを好感した」(国内証券大手)という複雑な反応になった。
とはいえ、これで信頼を回復できるか。本当に一区切りついたかどうかはまだ不透明で、消費者の厳しい視線が注がれる状況が、しばらく続く可能性もある。