性犯罪の方向で捜査「痴漢行為も繰り返していた」
実際はどんな人物だったのか。栗東市の総務課にJ-CASTニュースが話を聞いたところ、職員として採用されたのが09年4月。幼稚園や保育園を担当する幼児課、税務課を経て14年4月からは現在の市健康福祉部社会福祉課に配属になった。ここでは生活保護に関する相談や調査を担当していた。
「至って真面目な職員で、まさか、という気持ちだ。メディアの記者から『有名な方ですよ』などと教えられ、まさに寝耳に水だった」
と担当者は説明した。
一方、ネット上では、この男の逮捕を惜しむ声も結構出ている。「乳首おじさん」に対する勝手なイメージ像が出来上がっていたからで、
「乳首おじさんとして筋を通していればよかったのに・・・」
「しかし最後の決まり手が局部出しとはとても残念です」
「乳首アピールだけならあと10年でも20年でも名物おじさんで済んだのにな。何がハードルを越えさせたのか」
などといった書き込みが掲示板に出た。
しかし、城陽署によれば、この男は調べに対し、下半身を露出するなどのワイセツ行為をこれまで10回はやった、と供述している。それだけではない、女性の胸を鷲掴みにするなどの痴漢行為も繰り返してきた可能性があるというのだ。
「被害届と合致している痴漢行為の供述もあります。私たちは公然わいせつとしてだけでなく、性犯罪の方向で捜査を進めています」
そう城陽署では話している。