佐々木弁護士「一般常識に照らし合わせて・・・」
佐々木弁護士は今回の調査について、2016年6月6日の記者会見では「最終的には一般的な常識に照らし合わせて判断した。道義的な責任についての判断は一般の方々と変わらない」と説明していた。
だが、調査結果の内容に納得できなかった「一般人」は多かったようで、ツイッターやネット掲示板には、
「これが、舛添さんの『一般常識』ってことなのかしら」
「舛添が自腹で買ってるものの方が気になる」
「違法性云々より、それぐらい自分の金で買えよって思うわ」
といった批判や揶揄の声が殺到した。舛添氏の公式ツイッターアカウントにも批判が相次いでおり、「炎上状態」の様相を見せている。
もちろん一般人だけではなく、都議会議員からも批判の声が上がっている。
北区選出の音喜多駿氏(かがやけTokyo)は6日深夜のブログで、報告書について「到底、納得できる内容ではありません」と一言。「都民の目線で厳しいご意見をいただければ」と述べ、報告書の全文をウェブに公開した。大田区選出のやながせ裕文氏(無所属)も、7日のブログで「結論からいえば『調査不足』であり『知事を守るための報告書』としかいいようがない」と激しく批判した。
6月7日午後に行われた都議会の代表質問では、与党からも厳しい「追及」が飛んだ。自民党の神林茂総務会長は、調査の内容について「信頼性を保てるとお考えなのか」などと質問。だが、舛添氏は「厳格な調査を行ったと考えている」などと答えるだけで、具体的な説明はなかった。