朝日は唯一社説で取り上げる
だが、県議選に関する在京紙の扱いは、必ずしも大きくない。もちろん沖縄タイムス、琉球新報の2紙は1面トップで報じたが、在京5紙(東京最終版)のうち1面トップだったのは毎日新聞だけだった。朝日新聞の1面トップは世論調査の結果で、県議選は「肩」と呼ばれる2番目の扱い。朝日は5大紙の中では唯一社説に取り上げ、
「日米両政府はこの民意を重く受け止め、『辺野古が唯一の解決策』という思考停止から抜け出す契機とすべきだ」
などと論じた。日経新聞は1面の一番下で小さく県議選の結果を伝え、2面、社会面で関連記事を展開。際立っていたのが辺野古移設に積極的な産経新聞の扱いで、5面の総合面に載っただけだった。5面に載った記事の中でも4番目の扱いで、「菅長官 在職期間2位に」の見出しよりも小さな扱いだった。