一難去ってまた一難だ。お笑いコンビ「アンタッチャブル」の柴田英嗣さん(40)が、妻の不倫が原因で約1年前に離婚していたと報じられた。不倫相手は、柴田さんの友人でもある歌手のファンキー加藤さん(37)だった。加藤さん本人が、「週刊女性」が報じた内容は事実だと認めた。
過去には女性問題から警察沙汰になり、芸能活動を1年間休止。最近ようやくテレビ露出も増えていただけに、ファンからは同情の声が相次いでいる。
加藤さん「記事に書かれていることはすべて事実です」
離婚問題を報じたのは2016年6月7日発売(首都圏など)の「週刊女性」(主婦と生活社)だ。相関図がややこしいので、先に整理しておく。
柴田さんは2005年、一般女性との結婚を発表。2人の子供を授かり、4人家族となった。一方の加藤さんは、人気グループ「ファンキーモンキーベイビーズ」のリーダーとして活躍していた2013年に元マネージャーと結婚(グループは2か月後に解散)し、子供1人をもうけた。柴田さんと加藤さんは友人関係でもある。
では、柴田さんの妻と加藤さんはどこで知り合ったのか。「週刊女性」記事によると約1年半前、後輩が開いた飲み会で出会い、そこから「ダブル不倫」に発展した。知り合った当時、加藤さんは女性が既婚者であることも子持ちであることも聞いていなかったという。柴田夫婦はこの不倫愛が原因となり、15年5月に離婚した。
その4か月後、さらに事態は複雑になる。同記事は、柴田さんの元妻の妊娠が発覚した事を伝えている。加藤さんは話し合いの場で、妻とは離婚できないとした上で「認知もする、養育費を支払う」とした。ある回には柴田さんも参加したといい、加藤さんはこの時、初めて前夫が柴田さんだと知ったそうだ。お腹の中の子供は6月中にも産まれる予定らしい。
16年6月7日11時ごろ、加藤さんは都内スタジオで報道陣の囲み取材に応じた。神妙な面持ちで「記事に書かれていることはすべて事実です」と報道を全面的に認め、妻と家族、柴田さん、そしてファンに対して謝罪した。
生番組で「同情されるほど悲しいことはない」
ネット上では加藤さんと元妻が「ゲス認定」を受ける一方、柴田さんには相次ぎ同情の声が寄せられている。背景には、同じ女性トラブルで痛い目をみたばかり、ということがあるようだ。
柴田さんは2010年1月、病気を理由に芸能活動を休止し、1年後の11年1月に復帰した。だが、実際の休業理由については2012年4月、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組で女性トラブルだったと告白。16年5月に放送された「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ系)では「浮気をしたってことです」と打ち明けた。
番組中の本人の弁によると、元彼女と再会して1度関係をもった。その後、自身の後輩が元彼女と付き合っていることが分かり、イザコザが起きてしまった。柴田さんが仲裁に入ったところ、元彼女が警察に「柴田に脅された」と訴え、事情聴取を受けることに。結果的に誤解は晴れたそうだが、事務所には警察から連絡が入ったため、病気ということにして仕事を休むことになった、という。
自身の浮気が引き金となったとはいえ、その影響はあまりにも大きかった。復帰自体は5年前にしているものの、テレビ露出が増えてきたのはごく最近だ。相方である「ザキヤマ」こと山崎弘也さん(40)とは未だコンビとしての活動がなく、山崎さんからは「自力ではいあがって来てくれ」と言われているという。
そうした負い目もあってか、柴田さんは週刊女性から取材を受けた際「俺は奥さんをかばいたい」「(お腹の子が生まれたら)身体が心配」などと、元妻を気遣う言葉を並べた。離婚後も子供を預かり、面倒を見ているとも報じられている。
報道から受ける印象も加わり、ネット上では「身に覚えがある部分もあるだろうけど、可哀想に。。。」「柴田は男として同情する」「ザキヤマさんそろそろ一緒に番組出て欲しい」などと、擁護する声が続々と寄せられている。
ただ、本人は7日に出演したLINE LIVEの生配信番組「さしめし」で問題に触れ、「相手のあることですし、子供のことだけ心配」「加藤ちゃんも認めてくれて。奥さんがケジメをつけるとして離婚して、俺も事後報告だから、あまり知らない」などと述べた。
番組宛てには視聴者から励ましの声が数多く寄せられたが、柴田さんは「『悲しいね』とか『頑張って』って言われるより『バカだね』って言われるほうがいい」「同情されるほど悲しいことはないから。見下してくれればいいんだから、お笑い芸人なんて」とも語り、悲しい表情は見せなかった。