コンタクトレンズの長期利用者は要注意
まぶたのたるみ具合のチェック法は、目を閉じて指を眉毛に当て、額の筋肉を使えないようにする。その状態からゆっくり目を開け、瞳孔にまぶたがかかっているとまぶたがたるみ始めているサインとなる。
手術には抵抗があるという人や、まぶたのたるみが軽い人には、のりやテープを使った「ふたえメーク」がおすすめだ。ドラッグストアなどのアイメーク商品を扱っているコーナーで、数百円から購入できる。
今回、まぶたのたるみが原因で頭痛や首のこり、肩こりに悩まされている視聴者5人がふたえメークを体験し、4人の症状が改善された。
1人が改善されなかったのはまぶたが厚く、上手に目をぱっちりさせられなかったのが原因だった。
まぶたが厚い人は、のりを使用する場合はまぶたにのりを幅広に付ける。テープの場合は位置をずらして2枚使うなど、工夫次第で理想の「ぱっちり目」を作ることができる。
老化以外でまぶたがたるむ原因は、花粉症やアレルギー、メーク落としで、まぶたを強くこすってしまうこと。
まぶたを開け閉めする時は、まぶた上部の「上眼けん挙筋」、目のきわにある軟骨のような「けん板」、その2つをつなぐ「腱(けん)膜」の3つの力が働いている。
腱膜は厚さが0.1ミリしかなく、物理的刺激で簡単に切れたり外れたりしてしまう。するとけん板が下がってしまい、まぶたのたるみにつながる。切れた腱膜は自力では回復できず、手術で治すしかない。
ちなみにまぶたに強い刺激が加わるプロボクサーは、みんなまぶたがたるんでしまうという。
ハードコンタクトレンズを長期間着用しているのも、内側から腱膜をこすってしまい危険だ。ソフトコンタクトレンズを着用する際も、上まぶたをひっぱらず、下まぶたを下げて着けるのがよい。