「教育評論家の発言とは思えない」「もう喋らない方が良い」――。北海道七飯町の山林で行方不明となっていた小学2年の男児(7)が2016年6月3日朝に発見されたことを受け、「尾木ママ」こと教育評論家の尾木直樹氏に対するバッシングがネット上で過熱している。
これまで尾木氏は、「(本当に置き去りなのか)疑いたくなってしまいます」「間違いなく逮捕される」などと親への批判をブログで繰り返していた。男児の発見後には「良かった!見つかりました!」と喜びを爆発させた尾木氏だが、ツイッターやネット掲示板には「両親への謝罪が先では」といった批判が殺到している。
「置き去りそのものが真実なのか失礼ながら疑いたく...」
「良かった、良かった!!見つかりましたよ!見つかりました!」。男児発見のニュースが流れた3日朝、尾木氏はこんなタイトルのブログを更新。本文では、「こんなにほっとしたことも珍しい!合同捜査本部解散のニュースに落ち込んでいた尾木ママ いきなり元気 元気!!」と喜びを爆発させていた。
だが、尾木氏はこれまで、同じブログ上で「両親に対する厳しい批判」を繰り返し綴っていた。男児を放置した親の行動を「虐待です」との批判ではおさまらず、「しつけのお仕置きで7歳を山中に放置するでしょうか!?」(5月30日)と事件性を疑うような記述まで見つかる。
5月31日には、「北海道の放置親に同情する方々に問いたい」と切り出し、両親への批判を展開。最終的には、保護責任者遺棄罪などを踏まえてなのか、「(両親は)警察にも間違いなく逮捕されることでしょうね」とも断言していた。
尾木氏の「放言」はまだ止まらない。男児の発見を喜んだブログ記事を更新する約8時間前、6月3日未明には「(自衛隊の捜索でも見つからないなんて)はっきりいってあり得ない」と持論を展開。「置き去りそのものが真実なのか失礼ながら疑いたくなってしまいます...」と疑問を投げかけていた。