インドで2200人超が輸血でHIV感染 血液検査不十分、不衛生な環境も影響

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   インドで2014年10月~2016年3月の間、病院での輸血により2234人がエイズウイルス(HIV)に感染していたと、AFP通信など複数のメディアが2016年6月2日 までに報じた。市民からの情報公開請求を受けたインドの国家機関が、データを開示したという。

   HIVを含む血液、精液、膣分泌液、母乳が、粘膜や傷口に触れると感染する。インドでは輸血の際、HIV、肝炎、マラリアの検査が義務付けられている。しかし、予算不足で器具がそろわないため十分な検査が行われておらず、衛生状態の悪さもあって感染が拡大した可能性がある。

   国連合同エイズ計画(UNAIDS)の発表によると、2014年時点でのHIV感染者数は全世界で約3690万人。そのうち、インドには約210万人がいるとされる。

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