流行語大賞は「安倍首相VS舛添知事」? 「新しい判断」「第三者の目」...候補続々、2016年は豊作の予感

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   米大リーグ・マーリンズのイチロー選手が、2016年6月1日(日本時間)の試合後に「厳しい第三者の目で見ていただければ」とおどけ、日本人記者を笑わせる一幕があった。これはもちろん、東京都の舛添要一知事が自らの政治資金問題をめぐる記者の質問をかわすために連発した言葉だ。

   日本から遠く離れたイチロー選手が口にするほどの「流行っている言葉」だともいえ、年末恒例の「流行語大賞」にもノミネートされる可能性も。1日には、安倍晋三首相が会見で、ノミネート候補となりそうなフレーズを発した。それ以外にも、SMAPの解散騒動やベッキーさんの不倫問題など、2016年上半期は「流行語」になりそうな話題に事欠かない。そこで、どんな単語がノミネートされそうか、予想してみた。

  • 安倍晋三首相は「断言」したことを「新しい判断」で翻した
    安倍晋三首相は「断言」したことを「新しい判断」で翻した
  • 舛添要一知事の「厳しい第三者の目」も有力だ
    舛添要一知事の「厳しい第三者の目」も有力だ
  • 安倍晋三首相は「断言」したことを「新しい判断」で翻した
  • 舛添要一知事の「厳しい第三者の目」も有力だ

SMAPの謝罪には「落ち武者の『公開処刑』」の声も

   2016年に入って最初に話題になったスキャンダルは、ベッキーさんと「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(えのん)による不倫問題。LINEでの2人のやり取りが流出し、離婚届を「卒論」、1月前半に初報した週刊文春を「センテンススプリング」と表現するなど、独特の言語感覚が明らかになった。不倫の内容のひどさと川谷さんの所属グループ名にちなんで「ゲス不倫」という言葉も、よく使われた。

   やはり1月に浮上したSMAPの解散騒動では、メンバーがフジテレビの生放送で謝罪する光景に、「落ち武者の『公開処刑』」という声があがった。

   3月には、「ショーンK」ことショーン・マクアードル川上(本名・川上 伸一郎)氏の経歴詐称問題が発覚。高校時代には「うそつき」を意味する「ホラッチョ川上」と呼ばれていた、と週刊文春が報じた。

   永田町をめぐる言葉も多かった。2月に発覚した自民党の宮崎謙介衆院議員=当時、その後に議員辞職=の不倫事案は、妻の金子恵美衆院議員の妊娠中に起き、宮崎議員は国会議員でも育休を取るべきだと主張していたこともあって、「育休不倫」「政界ゲス不倫」などと呼ばれた。

   4月には、民進党の山尾志桜里政調会長が不自然に多額のガソリン代を支出していたとする疑惑が噴出。ネット上やスポーツ紙では「ガソリーヌ山尾」という名前がついた。

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