HKT48の指原莉乃さん(23)が、すっかり意気消沈している。「選抜総選挙」の投票初日の結果を集計した「速報」で、指原さんは予想外の2位となった。
4万票を超える票を得たにもかかわらず、「悔しい」と思ってしまったことに対する自己嫌悪に加えて、速報発表前のイベントで渡辺麻友さん(22)が「やっぱり、全メンバーの敵」と口を滑らせたことも、かなり響いているようだ。
涙流しながら「自分が一瞬でも『あーあ』って思っちゃった。贅沢ですね。悔しい」
渡辺さんの「全メンバーの敵」発言は、6月1日の13時頃に出た。イベントでの囲み取材で総選挙のライバルについて聞かれ、
「さっしーがやっぱり、全メンバーの敵というか...、間違った。ライバル!」
と口走ったのだ。
指原さんは16時過ぎに、ツイッターに沈痛な表情の顔文字を投稿。この顔文字は渡辺さんの発言を念頭に置いていたとみられ、ファンからの「敵な訳ないやん(笑) 笑い飛ばしとき」という声に、笑顔の顔文字を返信している。
「速報」の結果は21時頃に発表。渡辺さんが4万2034票を得たのに対して、指原さんは4万1127票と一歩及ばなかった。発表直後に指原さんはフジテレビの「めざましテレビ」のインタビューに応じ、
「4万1000票という数字があるのに悔しい、っていうのがすごく嫌で...」
「ファンの方が頑張ってくれたのに、自分が一瞬でも『あーあ』って思っちゃった。贅沢ですね。悔しい。それが一番嫌でしたね、今自分の中で」
などと涙を流した。
さらに3時間ほど経った6月2日未明には、
「私はみんなの敵だから仕方ないのかな。。。ぐるぐるぐるーっと今日夕方くらいからずっと考えています とにかく速報前に投票してくださったみなさん本当にありがとうございます」
とツイート。「みんなの敵」という言葉が影響しているようだ。
2014年には「指原退治」と言われて...
総選挙をめぐって指原さんが弱気になるのはこれが初めてではない。14年の「選抜総選挙」公式ガイドブックでは、アイドル評論家の中森明夫さんが「アイドルブームの命運は『指原退治』がカギを握る」などと寄稿し、渡辺さんに代表されるような「正統派アイドル」の復権を訴えた。14年の総選挙では指原さんが連覇を逃し、渡辺さんが初の1位を獲得。この出来事が指原さんに「深い傷」を残したようだ。
指原さんが15年の総選挙に立候補するかどうかが注目されていた15年3月25日には、
「ただ去年のことを思い返すと怖いだけなんです。知らない評論家?のおじさんに指原退治って言われたり、握手でたくさん嫌なこと言われたり。去年2位だったのにまた指原退治って言われるのかな?いつもこの時期は弱気です」
とツイート。「退治」という言葉に敏感になっている様子だった。