編集長「ゲームを盛り上げていきたい、という思いから...」
これを受け、ネット上には批判が殺到することとなった。
「『本当に何かあったとき』に信用されず協力もされなくなるよ」
「何でこんな頭の悪い宣伝の仕方を思いついたんだろう」
「これは悪質すぎる。人の良心を利用して嘘で広告しようとか」
事態を重くみたのか、インサイド編集部は1日昼すぎ「お詫びとご報告」とする文書を掲載。内田氏失踪のお知らせ文は、ゲームの内容と連動した連載企画の第2弾にあたるものだったと説明した。
そもそも「内川たまき」はゲームに登場するキャラクターだという。第1弾(5月25日公開)でゲームの解説をしていた内川が、第2弾ではゲームに取り込まれる形で失踪。第3弾以降にゲームプレイをしながら「内川たまき」を探していく――という流れを予定していたそうだ。
しかし第2弾の記事では、架空の人物であることや、フィクション・企画であることの説明が「抜けて」おり、結果的に誤解を招いてしまったという。
編集長の土本学氏は1日、J-CASTニュースの取材に対し
「編集部でも注目しているカリギュラというゲームを盛り上げていきたい、という思いから企画しました。ゲームのストーリー展開にかけて『失踪』という設定を考えました」
と話した。編集部としては本物だと誤解されないよう「ゲームを連想させるような言葉をいくつか散りばめる」などの工夫を施したつもりだったが、「配慮が足りなかった」とのこと。編集部あてにも苦情が寄せられたという。
ネット上では「タイアップ記事なのに『PR』表記がないのは問題では」という指摘も少なくなかったが、土本編集長は「第1弾も含め、今回の記事はタイアップではなく、お金は一切もらっていません」という。サイト上では、フリューに対してもお詫びしている。