「金スマ」でネット世論は一転した様相だが...
ただ、事務所の心配している「世間の状況」は今や決して悪くないようだ。
「金スマ」放送後、ネット世論は劇的に変化した。 批判的な意見がなくなったわけではないが、多くの人々がベッキーさんの説明と謝罪に理解を示したコメントを寄せている。加えて数日後には、元妻が騒動の終焉を宣言する手紙をマスコミに発表した。
世間の風向きの変化、1番の被害者による許し――。2つの好条件が揃っても、なお、本格復帰の目途が立っていないのには、根回しの失敗が影響したとの見方がある。事前の報告がないまま「金スマ」で復帰してしまったことで、他のレギュラー番組の怒りを買ってしまったというのだ。
相澤社長は先の電話取材で、「(出演の)お話が来ているところもある」とも明かしていた。しかしスポニチアネックスの31日配信記事によれば、5月下旬に収録予定だった2本のレギュラー番組が立ち消えになったという。
一連の騒動をめぐっては、1月の謝罪会見から「金スマ」出演まで、事務所の対応のまずさが指摘された。事務所側は今度こそ失敗しないよう、一段と慎重になっているようで、今回の収録立ち消えは「同じ轍を踏まない」と考えるベッキーさん側の都合ということらしい。
「金スマ」での謝罪と元妻の終焉宣言で一気に復帰への道が開けたとみられたが、相澤社長の言う「いろんな交渉」はそう簡単なものではないようだ。