死なない代わりに「置き手紙を残して家出」
かつてたまごっちは、世話をしなければすぐに死んでしまう仕組みだった。墓と幽霊アイコンだけになった画面を見て、憂鬱な気分になった経験のある人は多いだろう。
実は、「たまごっち」が死なない仕様に変わったのは、2009年に発売された「Tamagotchi iD」からだ。14年10月19日付けの週刊アスキー記事「バンダイに学ぶ『いたわり』論 最新たまごっちに注射がない理由」によると、死なない代わりに、放っておくと置き手紙を残して家出してしまうのだという。
この大きな仕様変更は、たまごっちファンに衝撃をもたらしたようだ。「スッキリ!!」放送時、ツイッターに
「死なないたまごっちなんて、たまごっちじゃなあああああい」
「たまごっちは死んでこそ子供たちは(育成を)頑張るの」
「たまごっちのゆとり化」
と批判的な意見も少なからず寄せられた。
脳科学者の茂木健一郎さんも16年5月30日、「たまごっち、今は死なない設定なのですね。。。」とツイートしている。
ちなみに、「たまごっち 4U」にはプレーヤーの代わりにたまごっちの世話をする「ベビーシッター」の機能も付いているという。