湾岸戦争の時は「ムーミン」を放送
例えば、16年4月14日に熊本で強い地震が起こった際は他局が次々と緊急特番に切り替える中、バラエティ番組「世界!ニッポン行きたい人応援団」を放送した。14年、「STAP細胞」の論文不正問題をめぐって小保方晴子・理化学研究所研究ユニットリーダー(当時)が大阪市内で会見を行っていた時間も「刑事ドラマLAW&ORDER『亡骸の行方』」を放送した。
11年に北朝鮮の金正日総書記が亡くなった時は、他局が次々報道特番に切り替える中、旅番組「大人の極上ゆるり旅」を放送した。古くは、1990年の湾岸戦争開始時もアニメ番組「ムーミン」を放送している。
こうして独自路線をひた走る理由は諸説あるものの、ネット上ではもっぱら、系列局が少ないから、スタッフが少ないから、だと噂されている。
そんなテレ東が今回、他局と同じく報道特番を組んだため、オバマ氏広島訪問の「重大さ」がより強調されて視聴者に伝わった、というわけだ。