国立国会図書館(東京都千代田区)に2016年5月25日、爆破を予告するメールが届けられていた。同館が26日、J-CASTニュースの取材に明らかにした。
同館入口では手荷物検査も実施されており、利用者から「こわい」「ガチでやらないならいいんだけど」と心配の声が寄せられている。
手荷物検査の終了日時は「未定」
メールは5月25日15時1分、公式サイト上の問い合わせフォームから寄せられた。同館担当者によると、冒頭で「施設内に爆弾を仕掛けた」と宣言。時間は特に指定せず、「26日から31日の8時10分から15時34分まで」と書かれていたという。
メールをうけ、同館はメール内容や対応方針を説明する文書を入り口前に掲示。26日から、入り口のゲート前で手荷物検査を実施している。今のところ目立った混乱はなく、「特に苦情等は頂いておりません。利用者の方々も冷静にご協力頂いているようです」と話す。なお、手荷物検査の終了日時は決まっておらず、25日の全館調査では不審物を確認できなかったという。
ツイッターには、利用者と思われるユーザーから
「厳重な手荷物検査を受けた。こわっ」
「ガチでやらないならいいんだけど」
と不安の声が寄せられている。
「8時10分から15時34分まで」という予告時間は、17日にネット投稿された大阪府岸和田市への爆破予告と共通している。この時は、実在の弁護士名をかたって「18日8時10分から15時34分までの間に多数の死者が出る」などと予告された。同市は18日に市役所を閉庁。教育施設計約100か所を休校、休園させている。