主要7か国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)が2016年5月26日、開幕した。日本がサミットを開くのは08年の北海道・洞爺湖サミット以来8年ぶり。安倍晋三首相は世界経済を「最大のテーマ」と位置付けており、G7が成長をけん引できるかも焦点だ。いわゆる「パナマ文書」をめぐる租税回避問題についても話し合われる見通し。5月27日に首脳宣言を採択して閉幕する。
開幕に先立つ5月25日夜には安倍首相と米国のオバマ大統領が会談し、安倍首相は沖縄県で起きた米軍族の男による死体遺棄事件について抗議した。オバマ大統領は哀悼と遺憾の意を表明し、日本側の捜査に「全面的に協力する」と述べた。