五輪でギャグやるのか、マネージャー「知らない」
ネット上で、前回とは違って好意的な反応が相次いだ背景には、猫ひろしさんのこうした奮闘ぶりがあったようだ。
とはいえ、なお懸念する向きがあるのも事実だ。
猫さんはカンボジアを踏み台にしているのではないかとして、「カンボジア人は、どう思ってるんだろう」「誉められた手段ではない」といった指摘が出た。また、ロンドン五輪代表に選ばれたとき、猫さんはマラソンのスタートやゴールでギャグを披露すると明かしていたが、スポーツの祭典にはそぐわないとして、「ネタは五輪ではしないでほしい」との声も上がっている。
猫さんは、手を広げて「ニャー」と猫の鳴き声をまねたり、「ポーツマス、ポーツマス」と声を上げたりする芸で知られる。代表選考会についてのツイートでも、野良犬に追っかけられたとして、「猫と犬のデッドヒート」とネタを披露していた。
所属事務所のWAHAHA本舗にJ-CASTニュースが取材したが、五輪本番でも芸を見せるのかについて、担当マネージャーは「知らないです」とだけ答えた。
ここ1、2年は、日本とカンボジアでの生活を半々ぐらいの割合で続けており、日本では、ライブに出たりするなどの芸能活動もしているそうだ。
五輪出場については、国籍取得から1年以上経っており、国際陸連の資格は満たしているとした。カンボジア陸連からは、代表の正式な発表がある2016年6月3日のスケジュールを空けておいてほしいと猫さんの代理人に連絡が入ったとしている。