ドイツ研究チームの論文が注目集めるが...
小保方氏といえば16年1月に『あの日』と題した手記を上梓し、騒動をめぐる批判に反論。2か月後には、STAP細胞の作製手順を示した全文英語のウェブサイト「STAP HOPE PAGE」を開設し、他の研究者たちに再現を呼びかけた。STAP細胞の実在に強い「自信」を見せた形だ。
最近では、独ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表したとしてネット上で注目を集めている。
すでに複数のメディアがこれを紹介しており、「週刊現代」最新号(6月4日号)は「小保方さんたちが行った実験とは異なる方法ではあるが、免疫細胞の一種に刺激を与えるとSTAP現象が確認されたと発表した」と報道。「STAP現象の確認に成功」と伝えているネット媒体もある。
しかし、これを「STAP現象が再現された」とするのは早合点のようだ。科学ジャーナリストの寺門和夫氏は5月24日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)の中で
「実験の手法や使っている細胞が違うので、いわゆる小保方さんの言っているSTAP細胞の再現が成功したという意味ではない」
と指摘した。
京都大学の中辻憲夫教授(幹細胞生物学)も5月15日、自身のツイッターで同論文について触れる中で「多能性幹細胞への変化や存在証拠は皆無」と指摘している。STAP再現による「復活」の道は未だ見えていないようだ。
ただ、瀬戸内さんは一方で「あなたには、もって生まれた文才がありますよ」とも述べている。本人も「小説の書き方を教えてください」と興味を示しており、作家として「世の中の先頭」を目指す道もありえそうだ。