日本MS「情報発信の一環」...騒動とは無関係
通知は開始直前にも表示されるため、自動更新を避けるチャンスは2度あることになる。ただ、キャンセルのリンクはあまり目立たないため、見落としてしまう人が少なくないのだろう。結果的に多くの人に「半強制的」と受け取られることとなった。
するとマイクロソフトサポートは5月21日、アップグレードが始まった後にキャンセルできる手順をまとめた動画を公開した。22日には公式ツイッターを通じて告知もした。これがネット上でさっそく注目を集め、
「もっと早く知りたかった...」
「動画作るくらいなら公式テロなんぞしなければいいのに...」
といった声が相次いだ。
このタイミングで動画を投入したということは「ネット上の騒動に、ついに屈した」ということなのだろうか――。
日本マイクロソフトの広報担当者は23日、J-CASTニュースの取材に「キャンセルの手順については、以前からサポートページで紹介していました。動画は情報発信の一環です」とコメントし、ネット上の騒動を受けて作ったわけではない、とした。また通知画面の変更については、あくまで「利用者がより簡単に更新できるようにするため」だと説明した。
ちなみに動画によると、下記の手順を踏むことで前のOSに戻すことができるという。
(1)アップグレードが完了するまで一旦待機
(2)「Windows10へようこそ!」の画面が表示されたら「次へ」をクリック
(3)法的文書の承諾画面で「拒否」を選択
(4)ポップアップ画面で再度「拒否」を選択
動画では、アップグレード通知の非表示設定についても合わせてアナウンスしている。