犬の散歩 1人で散歩するより2倍のリラックス効果 「幸せホルモン」分泌で人も犬もハッピー

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犬の散歩から「恋愛」が8人中1人、「結婚」したカップルも!

   犬との触れ合いがいかに癒しになるかを調べた研究はほかにもある。2014年に麻布大学獣医学部が、犬の飼い主たちに30分間犬と遊んでもらい、実験の前と後に飼い主の尿に含まれるオキシトシンというホルモンの濃度を比較した。すると、犬と触れ合った直後に飼い主たちのオキシトシン濃度が上昇した。

   オキシトシンは「幸せホルモン」とか「抱擁ホルモン」と呼ばれ、特に母親が赤ちゃんに授乳している時に分泌される。このホルモンが分泌されると安らかになり、他者へのいたわりの気持ちが強くなる。しかも、飼い主と触れ合った後、犬のオキシトシンも増えることがわかった。犬も幸せな気持ちになっているわけだ。

   犬の散歩には、思いがけない「出会い」という効用もある。

   愛犬用歩数計「わんダント」を発売している富士通は2013年、犬を飼っている20歳以上の男女1000人を対象に、インターネット上で「犬の散歩」に関するアンケート調査を行なった。その中で、「犬の散歩がきっかけになった恋愛経験があるか」を聞いてみると、12.8%が「ある」と答えた。8人に1人の割合だ。若い人ほどその傾向が強くなり、「ある」と答えた人に「どんな恋愛だったか」を聞くと、「片思い」が53.9%、「交際した」が24.2%だった。そして、その中に「犬の散歩をきっかけに恋愛結婚した」人が5.5%いたのだ。

   ワンともいい話ではないか。

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