「僕は殺したい」「犯罪します」
岩埼容疑者はツイッターだけでなく、自身のブログでも冨田さんに対する「偏愛ぶり」を露わにしていたようだ。
『惨めさの中で世界を笑う』とのタイトルがつけられたブログがあり、15年2月頃から冨田さんの名前がたびたび登場する。15年4月には、「やっぱり嫌いだ」「死にたくなった」など冨田さんに向けたメッセージをつづっている。事件後、その内容が岩埼容疑者のツイッターの内容と連動していることなどから、同一人物のブログの可能性が高いとして注目を集めることになった。
ブログの内容は、16年4月頃から徐々にエスカレート。冨田さんの写真をアップロードし「気持ち悪いよねー」とのコメントをつけた投稿のほか、「あいつ死ねばいいのに」「殺したい、殺したい、殺したい」「犯罪します」といった過激な言葉が頻出していた。
さらに事件前日の5月20日には、
「殺人なんてのは何世紀も前から毎日毎日飽きずに懲りずに世界中のあちらこちらで何十何百件も起こっているアリキタリナ愚行。加害者になるのも被害者になるのも生きていれば遭遇する可能性は十分ある。恐いね(笑)」
などと犯行を示唆するような文章もあった。
さらに事件当日の朝には、「人を何らかの行動に駆り立てるのはたいていの場合、意欲などではなく羞恥だ」とのタイトルの文章を更新。本文には一言、「行ってきます!」とだけつづった。その後、事件の起きる5分前となる21日17時には、「まだかなまだかな~」との一文も投稿していた。
犯行直前まで更新が続いていた岩埼容疑者のブログについて、ツイッターやネット掲示板などでは、
「怖すぎる・・・」
「(ブログの段階で)警察が介入しなきゃいけなかったんじゃないか」
といった声が出ている。