地震以降、九州の宿泊キャンセルは70万泊! 福岡市長ら「2次被害」払拭に動く

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   2016年4月の熊本地震の影響で九州観光のキャンセルが相次いでいることを受け、福岡市の高島宗一郎市長らが16年5月20日昼、東京・丸の内でPRイベントを開いた。高島市長は、地震後も通常通り営業しているエリアでも客足が遠のいているとして、「ますます九州の体力を弱らせてしまう」と訴えた。

   お笑いコンビ「パンクブーブー」の黒瀬純さん(41、福岡県出身)ら九州出身の芸能人もかけつけ、「今は(例年よりも空いている分)逆に穴場かもしれない」などとアピールしていた。

  • イベントには九州7県・19市の関係者が一堂に会した
    イベントには九州7県・19市の関係者が一堂に会した
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「これは本当に九州にとって経済的なダメージ」

   高島市長は、

「何となく、『九州という島全体が揺れたのではないか』『九州に今、観光に行ったりするのは不謹慎なのではないか』、そういうような形になってしまう。実は『揺れはしたものの、ほとんど被害はない。すべて通常どおり営業している』にもかかわらずキャンセルが続出している」

などと実際の地震の被害とは関係ない形で自粛ムードが広がっていることを指摘。熊本地震以降九州全体で70万泊のキャンセルが出ているとして、

「これは本当に九州にとって経済的なダメージ。これから復旧・復興のために力を合わせたいときに、それ以外の面で経済的なダメージが来ると、これはいわゆる2次被害。ますます九州の体力を弱らせてしまう」

と訴えた。

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