姿勢の悪さは万病のもと(その1) スマホ使い続けたら首に突然の激痛

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ストレートネックを改善するには

   前傾姿勢でパソコンやスマートフォンを使っていると、猫背になって頭だけ画面に向けて上げる。2~3か月続くと「ストレートネック」になっていく。

首都大学東京健康福祉学部、理学療法士・竹井仁教授「人の頭の重さは5~6キロ。11ポンドのボウリングの球が乗っかっているのと同じ。さらに両手の重さが4キロと4キロ。8キロの重さをぶら下げて5キロのものを上に乗せているという状態なんです。頭が前に行くと重さが前に行って、その重さを後ろの筋肉で頑張って保とうとしますよね。そうすると後ろの筋肉が凝ってきてしまいます。あごが上がった状態になり、頭の付け根の筋肉が固くなってしまう」

   ストレートネックは、河内さんも実践した2つの体操で改善できる。

   まず「肩甲骨を動かす体操」は、両腕を肩と同じ高さで前に突き出し5秒静止する。次に同じ高さのままひじをゆっくりと後ろへ引いてまた5秒静止。そしてひじを少し前に戻しながら両腕を上げて5秒静止する。これを10回繰り返して1セットとし、1日のうち気付いた時に何回かやるようにする。あごが出ないようにするのがポイントだ。

   2つ目の「タオルを使った体操」は、まず両手でタオルの両端を持ち、首の後ろにタオルの中心を当てる。次にタオルを斜め上に引っ張り、頭を少し後ろに倒す。そのままあごをのどぼとけに引き付けるようにしてうなずく。1つの動作は5秒間かけて行い、これを10回繰り返して1セットとする。首に「正しいカーブを思い出させる」効果がある体操で、1日3セットを目安に行うとよい。

   スマートフォンを操作するときは、ひじをもう片方の手で支えてあごを引くことで姿勢を改善し、両腕を机に乗せれば肩への負担を減らすことができる。

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