亡くなった母親とのツーショット写真をFacebookに投稿したことで「炎上騒ぎ」になっているタレントの橋本志穂さん(48)がブログを更新し、5000字以上におよぶ長文で自身の思いを語っている。
その中で、故人の写真を撮影するかどうかは、「(人が)とやかく言うことじゃない」と指摘。SNSの投稿についても「見る見ない」「書く書かない」は個人の自由だと主張した。
「写真を公開することの是非は賛否両論でしょう」
橋本さんは2016年4月28日夜、自身のFacebookで母が亡くなったことを報告。息をひきとったばかりの母と写ったツーショットを添えた。
「亡骸写真」はネット上で物議を醸し、5月に入ってからは週刊誌やワイドショーでも取り上げられた。J-CASTニュースが18日に配信した記事(橋本志穂、FBに「母の亡骸」写真が大批判 その行動は「言語道断」なのか?)もYahoo!ニュースのアクセスランキングで上位に入るなど、大きな反響を呼んだ。
当の橋本さんは19日にブログを更新。取材が殺到していること、アクセス数でお金を得ているという「誤解」、写真に対する並々ならぬ思い入れ、家族に対する愛情など、さまざまな話題を5000字以上にもおよぶ長文でつづった。
その中で、亡くなった母の写真については「写真を公開することの是非は賛否両論でしょう。私も普段なら後悔しないです」(原文ママ)と、批判の声があることにも理解を示した。
ただ、何でもかんでも撮影・公開したわけではなかったようだ。橋本さんは、これまで母が病で苦しむ姿を何度も見てきたといい、今回もそうした時は「公開どころか、撮ることもできなかった」という。
その上で「最期の顔は仏相でした」と振り返り、「母の写真を撮るのはもう最期です。二度と、母の姿を撮る事はできないのです」と、息をひきとってから葬儀までが、愛する母を写真に収める最後の機会であったことを強調した。
J-CASTアンケートでは「写真も公開もOK」1割とどかず
なお、「仏になった人を写真に撮るのはよくない」とされていることに対しては「そんなの、迷信じゃん」と一蹴。撮影するか否かは個々の価値観の問題であり「とやかく言うことじゃない」とした。
また、SNSについても「見る見ないは、個人の自由 書く書かないも個人の自由」だと指摘。炎上したくないなら書くべきでない、という意見は「ごもっとも」とした上で、「でも、私は何度炎上しようが自分のスタンスは曲げない!」と宣言した。
「そもそも個人の情報発信場所だから、是非を問うならば『気にくわない他人の記事に関して*だまってスルーしますか?*誹謗中傷しますか?』って事なんじゃないの?それを、皆が自分の杓子定規に当てはめようと好き勝手な事を言う」
ともつづり、これからも自分のスタイルで日記を書き続けることを表明した。
ちなみにJ-CASTニュースが実施した「亡くなった家族の写真撮影」に関するアンケート調査(18日~19日/選択式)で最も多くの票を集めた(19日19時30分現在)のは、「撮影は身内のみの場ならOK。SNSでの公開はすべきでない」との選択肢だった。全1140票中564票、全体の約半数(49.5%)を占めた。
次いで多かったのが「SNSでの公開はもちろん、撮影もすべきでない」という選択肢で28.2%。「撮影もSNSでの公開も基本的に全く問題ないと思う」は97票、全体の9%にとどまった。