お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さん(42)が、テレビ番組のロケ中に出くわす通行人の「無断撮影」について、ツイッターで言及した。
「ご遠慮下さい」は今の時代通用しない――。SNSの普及を念頭に置いた柔軟な指摘に、賛同の意見が相次いでいる。
たむけんは「番組の性質上ネットに載せられたら困るものもある」
田村さんは2016年5月17日、
「ロケ中に『写真は御遠慮下さい』ってスタッフさんが携帯のカメラを向けてる人達に言うけど...この時代にそれはもう通用しないのでは?と思いながらいつも聞いてます...むしろ撮って拡散して宣伝してもらった方が良い...もうネタバレは気にしてられない」
とツイートした。
芸能人がロケ現場でしばしば目にする通行人の「無断撮影」。番組スタッフが手を振りかざしながら制する場面を見た、という人も多いだろう。
田村さんはそうした規制について「もう通用しない」と指摘。逆に撮影を促してSNSで拡散、宣伝してもらった方が得策だと提言する。ツイッターやフェイスブックが日常生活に溶け込んだ社会にマスコミも芸能人も合わせていかなければならない、という意識の表れなのかもしれない。田村さんのツイートには
「そう思います!!」
「発想が柔軟なとこ好きです」
と賛同の意見が相次いでいる。
仕事中、プライベートによらず、芸能人にとって通行人による無断撮影はいつも身近な問題だ。これまで様々な芸能人がプライバシーや番組制作上の観点から自らの意見を述べている。見た限り、賛否両論といった趣だ。お笑い芸人のたむらけんじさん(43)は5月8日のツイッターで、「本日もロケでしたが一般の皆さんの盗撮が酷すぎてしんどい。てか、盗撮してるとゆう認識が全くないんやろな」 「しかも盗撮した物を無断でネットに載せる。番組の性質上ネットに載せられたら困るものも多々あるのです」と嘆いた。
一方、田村さんと同じく比較的寛容な意見もある。HKT48の指原莉乃さん(23)は15年5月4日、完全プライベートにも関わらず東京・渋谷で通行人からカメラを向けられたことについて「そういうお仕事だから嫌とは思わないよーん」とツイートし、一定の理解を示した。