歯磨きしても汚れを落としきれていないかも
実は日本人の成人のほとんどが、歯周病菌を持っている。歯磨きならぬ「舌磨き」ができていないのが一因で、専用の「舌ブラシ」を使って磨くとよい。
歯磨き自体も、歯と歯の間のプラーク(歯垢)が取り除ききれていない人が多い。磨き残しがあると、口内フローラのバランスが崩れてしまう。特に糖がたくさんあると、細菌の増殖が非常に早まり、1週間で歯にこびりつく。血液中に菌が侵入するまでに3週間だ。そこまで長い期間歯磨きをしない人はまずいないだろうが、歯の間の汚れが落としきれずずっと残留しているケースはあり得るだろう。
花田教授が勧める歯の磨き方は、歯の間に歯ブラシの毛先をきちんと入れてふるわせるようにして、プラークを除去するやり方だ。歯ブラシを持つ際は、鉛筆を握る時と同じくらいの力を心掛ける。デンタルフロスを使う場合は、歯周ポケットまで入れて良い。
番組では、以下の「口内フローラを守る6か条を紹介した。ぜひ守ってほしい。
(1) 寝る前の歯磨きは念入りに
(2) 歯周ポケットを磨く
(3) 過度な睡眠不足は禁物
(4) 口呼吸はNG!
(5) ビタミンDとビタミンAをとる
(6) 食事はよくかむ