在京民放キー局の2015年3月期決算は、広告収入が堅調で、年間平均視聴率がトップとなった日本テレビホールディングス(HD)など4社が好調だった一方、フジ・メディア・ホールディングス(HD)はレギュラー番組の視聴率が伸び悩んで広告収入が前年を大きく下回り、「一人負け」の様相となった。2016年5月13日に出そろった。
日本テレビHDの売上高は、前年比14.4%増の4147億円、営業利益は25.5%増の531億円。TBSHDの売上高は0.2%増の3485億円、営業利益は9.2%増の171億円だった。テレビ朝日HDの売上高は1.6%増の2807億円、営業利益は9.5%増の165億円。アニメ事業が好調のテレビ東京HDは売上高が5.9%増の1362億円、営業利益は45.4%増の72億円だった。
一方、フジ・メディアHDは売上高が前期比0.4%減の6405億円。営業利益は4.8%減の243億円と、減収減益だった。